このことは、本が出版される二カ月ほど前の年末に放送された「ビートたけしの超常特番」で、私は、はっきりと発言しました。
ところが、この本が書店に出てから一カ月もしないうちに、東日本で歴史上最大級ともいえるマグニチュード9という大地震が発生しました。
そして、地震によって起きた20メートルを超える大津波が福島第一原子力発電所を襲い、そこにあった6基の原発の電気系統を停止させ、少なくとも3基がメルトダウンに至りました。
しかし、二か月以上たった今日もなお、終息のめどが立たっていません。
チェルノブイリ事故の前例から、核エネルギーのことを「人類は神の火を盗んだ」と表現されるように、核廃棄物の最終処分が人の力では収拾できないことが次第に明らかになってきています。
宇宙からの先人達が、1896年にヘンリー・ベクレルが放射能を発見したとき、50年後に初めて原爆を造ることになる北米に大挙して現れたことの意味を私は著書で追求しています。
そして、宇宙からやって来た彼らは、人類に「たとえ平和利用であっても」核の使用をやめるように忠告しようとしていたのでした。
このことも、その時のテレビ放送で、奇しくも私は発言しています。
はっきりとした人類への「核使用禁止」の警告は、1956年のジュネーヴ会議で討議され、この時に世界は宇宙人の正体を知るために、参加した四大国が「宇宙開発宣言」を発表したのでした。
このときの会議の内容について、同年7月18日付の朝日新聞に次のようにAP電のニュースが掲載されています。
「世界惑星協会はこのほど四大国巨頭会議を開くことを決定したのには“秘密の理由”があると発表した。これは同協会から四巨頭にあてた覚書のうちに述べられているが、同協会総裁ナホン教授の語るところによると、その“秘密の理由”とは、ある惑星の住民から“英国とソ連の原子力工場を破壊する”と地球へ最後的警告が寄せられており、これといかに折衝するかを討議するためだそうだ。覚書は“原子力の利用は平和目的であっても宇宙の崩壊をもたらすものであり惑星の住民はよくこの危険を知っている。そしてこれらの惑星からの攻撃を阻止する唯一の方法は原子力を放棄することだ”と述べている」
以前私が入手していたナホン教授の関連文書はいずれ発表したいと思いますが、この時代にはすでにこのようなUFOや宇宙人に関する事柄が秘密のヴェールに隠されたことが、昨年まで三年間にわたって公表してきた英国国防相の、五千ページに及ぶ「UFO秘密文書」の中に出てきます。
それは「UFOについて発表することは、われわれ地球人の値観を壊すので、機密扱いにするべきだ」と、当時の英国首相チャーチルが米国大統領アイゼンハワーに要請していたというものでした。
私たちの危険な行為について、アドバイスをひそかに与えてきた宇宙の先人達が、今回の日本の大震災による被災にもさまざまな形で関与しているように思われますので、次回以降、逐次触れていくことにしましょう。