直前の収録スケジュール変更年末恒例になっているテレビ朝日の超常特番「ビートたけしの超常現象マル秘Xファイル」の収録中に、UFO(複数)がテレビ局の上空に出現しました!
私もパネリストの一人として出演の依頼を受けていましたので、本番開始の定刻に局入りするつもりでしたが、前日に急きょ午前中の中継リハーサルから入ることに変更になりました。
というのも、この日の目玉として「UFO撮影成功率90%!」といわれる武良信行(むらのぶゆき=通称ムラ・ラムー:ハワイでムー大陸の啓示を受けて命名)さんが局の屋上で、観測撮影するので立会報告をして欲しいということになったからです。

(上図のカラーワッペンは、宇宙人がテレパシーで支給したという「UFO撮影許可証」! 彼のその無邪気さに私も最初とまどってしまったが、よく見ると、なにやらアダムスキーの宇宙文字に似ていなくもないかな!? )
武良さんは、明石在住の写真家で、デジタルカメラを空に向け、動画撮影コマにUFOらしき映像をとらえていました。どうもテレパシー的に方向や時期を常に感受しているようで、和歌山から神戸、岡山のエリアで相当の枚数の写真を撮影していますから、その確率が高いということがいわれているようです。
前夜の胸騒ぎ ?!当日は午前10時半に控え室に到着してまもなく武良さんも来られ、これまで撮影された多くの写真のスクラップを見せてもらいました。いずれも一秒間に約30コマというデジタル映像のうちの数コマに写っていたものだということで、これまでほとんど肉眼による目撃はなかったようでした。
ところがこの日、テレビ朝日本社上空に現れたUFOの出現は、それまで経験したことのない体験だったと、氏は後で話していました。というのは本人もふくめ現場にいただれもが肉眼で見えたからです。
しかし、不思議だったのは、UFO出現の方向とタイミングを武良さんが感じていたことは確かだったのです。その理由はあとで出現の経緯のなかで判明します。
私自身も、前日の夜、不可解な胸騒ぎのようなものを感じ、ちょっと寝つきが悪かったのが気になり、なにか外的なものの影響があったような気がしていました。
それが何だったかといえば、この日のことだったんだな、という気持ちです。
厳しい高層階屋上の北風午前11時になると、7階の屋上に案内され、武良さんは持ってきた3台のデジタルカメラをセットし始めました。局のカメラクルーもすでに準備をしていました。
周りは六本木の高層ビルが乱立し、右手(東方)には東京タワーがすぐ近くに見えます。左(西方)となりには四角い円筒形のような六本木ヒルズがそびえています。
背後にはテレビ局のアンテナ群がありますので、われわれの立ち位置は北を向いた形になり、日陰でしたので、けっこう寒風が北から吹きつけ、レポーター役の私としては寒さで顔がこわばって、話すのに苦労するほどでした。
しかし、それだけ視界は良好だったということです。

(屋上から東北東方向の眺望。午前中は多少雲が見られたが、午後は快晴となる)
やがて、中継メインレポーター役の江口ともみさんも来られ、リハーサルがはじまりました。
私の耳にはスタジオの音声が聞こえ、また私が話すことはミキサールームに録音されるように、マイクとレシーバーがつけられました。ですから、私の言葉はすべて記録されてたはずです。
そして屋上でもスタジオの情景がモニターされていましたし、屋上のテレビ用高性能カメラの画像もあり、また武良さんのカメラなど、三つの大きなモニター画面が見られるようになっていました。
そしてトークリハーサルも終わり、いったん休息に入りました。
冬晴れの空にUFOは現れた!!午後2時に本番スタンバイとなり、ふたたび屋上に上がりました。
そしてすぐに「肯定派の皆さんは、今年こそ倍返しだ! と意気込んでいますからね・・・」などというたけしさんの言葉が聞こえ、収録がスタートしました。
しばらくすると、武良さんが「どうも上空にUFOが来ているようです…」といいだしました。
さらに、しばらくすると「丸い建物の上にいると言っています…」というのです。
なにしろ彼は宇宙人から、この日カメラの前に現れる約束を取り付けていたというのです!
私は半信半疑ながら、局のカメラマンと、「丸い建物」とは何かという話になり、どうやらそれはとなりにそびえる六本木ヒルズではないかということになりなりました。
「それなら真上ということだ!」と、思わず見上げてしまったわけです。

(歩き回る武良さんと左の六本木ヒルズ)
そして私は、武良さんのカメラモニターを見たり、すぐ左の六本木ヒルズの上空を見上げたりしましたが何も見えません。
しかし、2時45分ころだったと思いますが、武良さんが東北東の方角を指差し、「あのへんでフラッシュのような光が見えませんでしたか?」というものですから、私は立ち上がって、北側に向きなおり、指さしたあたりを見てみました。でも何も見えません。
しかし、武良さんがフラッシュのような光を見たあたりから少し左の、真北の方角を見たとき、私の目になにか光るものが認められました。
北といっても、ほとんど天頂に近いくらいの上方でした。
「アッ、見える、見える…」と私は叫びました。
非常に小さな光です!
針の先くらいの光です。
こんなに小さな光は見たことがないというくらい小さいのです。
いちど目をそらすと、次に発見するのが苦労するくらいでした。
とうぜん私の携帯カメラや、武良さんの家庭用デジカメでは撮影することはできませんでした。
しかし、それは動いていませんでした。一点に停止しているようでした。
その光は、飛行機や星とも違っていました。
光は輝いているのではありません!
私は過去に何回もの目撃体験で、UFOの表面特有の発色というものを認識していましたので、それに近い感じがして、一瞬、体がゾクッとしました。
この特有の発色というのは、UFOの動力と関係し、機体周囲にできるといわれる電磁的な場による影響なのではないかと考えています。
じっと見ていると、光は少し大きくなったり小さくなったりしています。
はじめは白色でしたが、赤やオレンジがかった色になった瞬間もありました。
また、まわりに小さな光点が分離して離れるように見えた時もあります。
それから、あたり一帯に、かすかに暗いフィールドが漂っているように見えました。
ここで私はあわてて腕時計の時刻を確認しました。
午後2時55分でした。
この日は土曜日だったからか、広告用の飛行船や旅客機の定期便、ヘリコプターなどが頻繁に飛び回っていましたが、それは明らかに低空ですからそれと認識できます。しかしその光は、はるか高いところにいます。
ときたま通る成田からの定期便のジェット旅客機と比べ、それよりずっと高く感じました。有人のUFOならば10数メートルはあるでしょうから、ジェット旅客機の巡航高度の三倍以上と考えられました。そうすると30,000〜50,000メートルはあったかもしれません。
しかし、その物体はなんとなくこちらをマークしているような感じを私は受けました。
局の高性能テレビカメラはズームでUFOの集団をとらえた!やがて何度目か、私は物体から目をそらしてからその光を見つけることができなくなりました。見ていた時間は10〜15分くらいでしょうか。
その間、物体の位置の移動はほとんどありませんでした。
そのうち、局の大型カメラで物体を追っていたカメラマンがつぶやきました…
「たくさんいますねー! 6個… いや、8個ですか…」
「エッ!」と私は叫んで、大型カメラの接眼モニターを見せてもらいました。
小さな画面に複数の白い物体がゆっくり移動しながら動いているのが見えます。
そのときは屋上に設置された大画面のモニターはミキシングルームからの画像になっていて、リアルタイムの画像がそれでは見られませんでしたから、カメラをのぞくしかありません。
もちろん武良さんの家庭用デジカメではとても拡大が効かず写すことはできないくらい小さくなっていたわけです。
ですから、この報告書を書いた時点では、今回のUFOを撮影した写真を持ち合わせていませんでした。
似た状況の写真といいますと、以前メキシコでも騒動を起こしたUFOの大編隊映像でしょう。
このときは、メキシコシティーなどでも連日のように出現し、パトカーやテレビの移動車が、毎日テレビニュースの時間にリアルタイムで追跡したといわれるほどでした。
東京の秋葉原や新宿でも、数年前に、このようなUFOの大群が目撃されたことがありました。

(2005年にメキシコに現れたUFO編隊 今回はこれほど数は多くないが、イメージは似ていた)
局のカメラがUFOをとらえた方向は、時間の経過のためか、私が見ていた位置より少し右で、方向とすると東に動いていました。
「おそらくこれは、地上の市民がパニックに陥らないよう配慮しているのかもしれない…」などと私はつぶやいていました。高層階から望遠鏡でしか見られないようでは、地上の人が気づくわけがないからです。
まあ、日本人はメキシコ人ほどUFO出現に慣れていませんから、あまりリアルに出るとパニックを起こして混乱しますから、この程度の出現が適切で、絶妙の距離だったのではないでしょうか…
UFO出現時に発生した不可解な現象この間、私は不思議な光景を目にしました。
カメラのレンズが向けられている方向と、すぐその右下にある東京タワーのあいだに、ほんの十数秒ほどの間、雲がわきだして、すぐに消えたのです。
何かが雲を吹き出したような感じです。
このとき空は見渡す限りの快晴で、雲一つないのにです。
私はこの状況を口に出して報告していましたが、ほかの人が気づいた様子はありませんでした。私の言葉だけが音声として録音されただけだったでしょう。
どのカメラもその方向にレンズを向ける時間はありませんでした。
局のカメラの望遠倍率は強力でした。
カメラはずっと複数のUFOの動きや形、そして色の変化などを撮りつづけていました。
カメラマンは、「色が変わったのがいる…」とか「2〜3個が卍に回転している…」などと言っていました。
私も、ときおり接眼モニターをのぞかせてもらいましたが、いくつかのうちのあるものは、ゆっくり右に移動しているのが分かりました。
そのときの複数見えたUFOは、青空をバックに、いくらか面積のある丸い白い球体に見えました。
スタジオのパネラー全員が屋上にあがる私自身もこの状況に驚いて、多少うろたえていましたが、館内も騒動になっていたようです。
とにかく皆で屋上に行ってみようということになったらしく、4時ころに、ビートたけしさんをはじめ、大竹まことさん、劇団ひとりさんなど、十人ほどがやってきました。
屋上の大きなモニターには、スタジオ風景から屋上カメラの映像に切り替えられ、そこに多数のUFOが乱舞している様子が写し出されました。
「おーッ !! たくさんいるな… 全部で8機も飛んでるぞ !! 」と、だれもが驚きました。
武良さんは、感激して涙を浮かべています。
私もついつい喜んでしまいました。
この後、スタジオで続行するか、屋上に移すか検討されましたが、二点で並行する形になりました。
なぜか、屋上で皆が感動していた時も、大槻先生は遅れて間に合わず、やっとスタジオに到着するや、「なーに、望遠鏡を空に向ければ、ごみやいろんなものが写りますよ」なんていっているのが、レシーバーに聞こえてきたものですから、私と武良さんは「なんてバカなことをいっているんだ…」と、屋上でつい怒鳴ってしまいました。
このあと、日没の5時近くになると、足が引きつるほどの寒さになりましたが、まだ映像を撮り続けることができたわけです。
UFOは朝からテレビ局の上空にいたのか!?じつはこの日、テレビ朝日の本社内で不可解な現象が起きていたようなのです。というのは、局の館内の電気系統に異例のトラブルがあったことを、後で聞きました。
そういえば、中継中に屋上のカメラの信号が、館内のミキシングルームに届かないような時があったことを思い出します。
カメラマンが「撮影しているものはそちらに送ってますよ…」などといっていたからです。屋上のカメラ映像が下に届かないときがあったのかもしれません。
また、後で聞いたのですが、控え室のモニターテレビが映らなかったようで、そこにいた肯定派の面々は、スタジオや屋上の騒動には気づかなかったようなのです。
そのことで、また私は思い出すのですが、午前10時半ころ肯定派の控室に入ったとき、私は一番に到着しましたので、まだだれもいないはずの部屋に、数人の電気技師らしき人たちがいて、そこにあったモニターテレビの配線などを、修理していたことです。
あとで肯定派のだれかが、「UFOの電磁効果のせいかねー」などといっていましたが、これはUFOが目撃される際に、車の電気系統が切れるとか、家のテレビや照明器具などに異常が起きることが報告されているからです。
もしそうだとすれば、朝から、はるか上空にUFOは滞空していて、テレビ局の状況をチェックしていたのかもしれないのです。
UFO集団出現が意味する地球変動の予感この日の出現が何を意味するのかを考えてみますと、出現の時間といい、場所といい、この番組のために出てきたのではないかと思ってしまうのです。
武良さんが写した過去の写真データを調べてみますと、その中に矩形UFOが何点かありました。そのひとつは東日本大震災直前に撮影していることがわかりました。
このような長方形やひし形のUFOを撮影したときには、武良さんは災害か起きることを警告されている印象を受けたといいます。
奇しくも、私自身同様な形のUFO事件をいま追究中で、現在進行している当ブログの「惑星移住」シリーズで報告を続けているところです。
その事件のテーマである、テキサスに現れた宇宙レスキュー船としての巨大矩形UFO(拙著『宇宙人はなぜ地球に来たのか』P204参照)に通じるという強い印象を受けるのです。
ですから、この11月30日のテレビ局上空におけるUFOの出現は、われわれの一致点が共鳴したような感じがしてなりません。